花束

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最近季節柄というか、大学関係のいくつかの歓送迎会やら謝恩会やらで花束をいただく機会が多く、今、家にはあちこちにきれいな花が活けられている。

そんな中、昨日それらにもまして立派な花束が届けられた。

話は数か月前にさかのぼるが、ヨーロッパのあるコレクターからメールが届いた。どうやらこのホームページやfacebookなど、そこから広がっているどこからかの情報で私のことを知ったらしい。リアリズム絵画の収集家の様で、世界中の写実画家達をリサーチしているらしく、今回すでに韓国の画家に会いに行くことになっているのでそのついでに私に会うことができるか?という話だった。まあ、ヨーロッパから見れば韓国も日本も近所みたいなもんなのだろうが、ずいぶんスケールの大きな話だと、初めはちょっと半信半疑だった。ところが今週そんなちょっと現実離れした話は本当に実現してしまった。

その日程を聞いてさらに驚く。月曜に日本に来て私に会い、翌日には韓国に発つ。さらにその翌日は台湾へ。たった3日で3か国の画家に会うというほとんど無謀とも思えるスケジュール。

事前にせっかく来るのだから日本の写実絵画を観たいならホキ美術館を見ることを勧め、案内することにしたのだが、午前中、成田から直接タクシーでホキ美術館に来るというので美術館で落ち合うことになった。1時間ほど一人一人、名前と作品をチェックしながら熱心に鑑賞し、そこから何と再びタクシーで千葉県のホキ美術館から埼玉県の私のアトリエまで移動。アトリエ内にあった描きかけの作品を観ながらしばしの歓談。あわただしく帰っていった。年齢的には私とそう離れていない彼は見るからに快活で絵を観るのが好きでたまらないといった様子。タクシーの中でもしゃべりっぱなしだった。

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そして2日後の昨日。電話がかかった。「海外からの依頼でお花を届けることになっているのですが、ご在宅ですか?」いったい何のことかと思って見たら送り主は彼だった。見たこともないような立派な花束。メッセージとともに書かれた宛名は私の妻あてになっている。なかなか日本人では思いつかない粋なやり方。

…長いこと絵描いてると、いろんなことありますね。

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