大詰め

 

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画集の編集作業も大詰めを迎えている。前回ブログに書いた表紙の作品画像の件でのドタバタも何とか乗り越え、おとといは第2回目の色校正。こちらのイメージにかなり近づいてきたもの、反対にちょっと遠ざかったもの、いろいろあった。なかなか微妙なさじ加減を言葉で伝えるのは難しいものだと思う。いくつかのものについては前回のままの方がよいと感じたのだが、実はそれは色校正をした環境にもよるのだということがわかった。前回見た場所ではおそらく時間によって窓から入る空の青が影響し、後半見たものに関しては、見本の色が冷たく感じたものが増えたなと感じていたのだが、実際上がったものを今回見ると、後半のものについては、実は前回の色の方がいいというケースが結構多かった。色校正をする際の光環境には十分気を使う必要があるなと感じた次第。全てが初めてのこと、いたしかたないと言えばそうだが、ひとつの反省点でございます。

 自分の書いたいくつかの作品解説的なテキストのチェックをし、巻末の作品リストについては作品を実際に扱ってくれたいくつかの画廊に間違いをチェックを入れてもらい、何とか原稿を木曜日には納めることができたようだ。あとは表紙をはじめ、いくつかぎりぎりで差し替えられた画像の色校正をするのみ。

 来週半ばにはいよいよ印刷。聞くところによれば場合によっては徹夜でまる2日間もかかるとのこと。最後の色調節のため、立ち会うことになるらしい。楽しいような恐ろしいような…。

表紙については画像そのものは新しいものと差し替えるとして、すでにその形は出来上がっている。「束見本」…なんとなく聞いたことはあるが、実際見るまではいったいどんなものかはよく知らなかった。要は本の形状がわかるようにすべて本番に使う紙を使い、表紙や帯を付けた見本。中身はただの真っ白な紙。ちょっとしたスケッチブックみたいな感じになっている。一応表紙と裏表紙、ついでに背表紙の画像を載せておく。ただし裏表紙に出ている値段はまだダミーです。実際のお値段は3500円(プラス税金)。さてこの値段が高いか安いかは店頭で手にとってお確かめのほどを。出版は今月末でございます。

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