社会性の足りない絵描き(達)

ここ数日、締め切りに追われてヘロヘロになっていた。今月半ば、ホキ美術館の常設展示「私の代表作」のコーナーが新しく掛けかえられる。そこに展示される作品。締め切りと言っても実は本来の締め切りは図録制作のために1か月以上前。もうとっくに過ぎている。どうにも間に合わずに頼み込み、結局画商さんに宣告された最終期限、昨日の朝まで引き延ばしに引き伸ばしてしまった。もう1年以上前から判っているはずなのに、結局こんな状態になってしまう。どうしてこうも間に合わないんだろうと我ながら情けないやらあきれるやら…。…でも実際のところ、写実系の仲間の中にはおんなじようなことを考えている奴も結構多いはずだ。聞くところによると他にも間に合わなくてさらに展示ぎりぎりまで粘っている奴もいるとか…。それを聞いてちょっと安心してたりする自分に気づいてさらに情けなくなる。関係者の皆さんに迷惑のかけっぱなし。まったく我々、社会人として完全に失格でございます。

 結局おとといは完全に徹夜での制作、家にトラックが到着した朝の10時ぎりぎりまで描いていた。ここまで粘ったのは久しぶりのこと。搬入後、午後は大学の授業があったのでそのまま家を出て大学に。睡魔に襲われ危うく電車を乗り過ごしそうになりながら、帰ってきたのは夜7時過ぎ、さすがにへとへとだった。夜は久しぶりに子供たちと一緒に10時には眠り、そのまま朝7時まで、9時間寝た。おかげで今朝はすっきり目が覚めた。ゆっくり寝るっていいなあ。…なんてのんびりしてると、すぐに次の締め切りが追いかけてくる。安心してる場合じゃありません。そう、すでにアトリエにはギャラリースチから帰ってきた途中の作品と、これまた描きかけで今年の白日展に出品した100号の作品が仲良く並んでこっちを観ている。…ほんと、宿題って貯めるもんじゃないねえ…。

 ホキ美術館の出品作、いずれ”Works”に載せるつもりだが、今日のところはいくつか部分画像だけ。

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