下地作り

  IMG_4081-2.jpg3月の白日会展用の作品。何とか構想がまとまり、昨日号数を決めた。今回はF100号。さっそく今日木枠を買い、家にあるロールキャンバスをサイズに合わせて切り、下地作業を始めた。通常なら12月中に下地作業を終え、鉛筆で形をとり1月頭から実際に描き始めるところだが、今回はちょっと遅れ気味のスタートだ。明日下地塗りを終え、できれば多少乾燥時間を取って下描きに入るとすると、描き始めは少しずれこむことになるだろう。おまけに年明けにはDOMANI明日展http://domani-ten.com/があり、展示作業、ギャラリートークなどたぶん落ち着かない数日間になるだろうことを考えると、今からちょっと焦りを感じる。…とはいえ不安がっていても始まらないので今日できる作業に徹することにした。

Process」の方にも書いているが、通常下地は50号あたりを境に小さいものは板地、それより大きなものはキャンバス地と使い分けている。理由は作業性と重さの2つ。板地は基本的にベニヤ板を使ったパネルを用いるが、大きくなるとどうしても重くなる。またベニヤ板1枚を超える幅や長さの作品ではどこかで板を継がなければならない。上手く作らないと後々その継ぎ目は亀裂の原因になりかねない。それほど気を使ってしっかりとした板地にすることを考えれば、キャンバス地にした方が簡単で、しかも軽く済む。

IMG_4085-2.jpgキャンバス地を作る場合、生の麻布から作るとかなり手間がかかる。縦横の布目を垂直に保つよう気を付けながら木枠に仮止めし、膠を塗る。その際膠は乾くと縮むため、まずは手で張る程度に軽くに張った状態で塗り、乾いた後に一度はがして今度は強く張り直さなければならない。そんな手間を省くためもあり、いつも使っている方法は、出来上がったIMG_4087-2.jpg市販のキャンバスの裏面を使うというもの。この場合、キャンバスは初めからキャンバス張り器でぴんと張ることができるし、膠が裏に染み出て木枠にくっつくこともないのであとで貼り直す必要もない。裏面(本来は表)にコーティングがされているので、保存上も裏から湿気が入ってこないため、悪くはないはずだ。かつてなんかの雑誌で青木敏郎さんも市販のキャンバスの裏面に描いているという記事を読んだことがある。

今日はステンレスタックス(鉄製だと膠塗りの際水を使うのでさびやすい。)で木枠にキャンバスの裏面を表にして張り器で貼り、膠を塗布する作業。キャンバスの縁はビラビラさせておくと膠を塗った際、縮みをおこしIMG_4089-2.jpgて反り返ってくるのであらかじめ裏面にタックスで固定しておく。大体2時間程度の作業といったところ。明日はその上にエマルジョン塗料を作りヘラで薄く塗布することになる。

さて、今回はどんな作品になりますでしょうか???

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