半径50メートル以内の話

去年の今頃このブログの内容はルーブルでの模写のことやらヨーロッパのあちこちを見てまわっている話やらいろんな人との出会いやら…、今自分で読んでみても華やかというかにぎやかというか…、だった。うって変わって最近の内容と言ったら睡眠不足の話や下痢したとか、庭の植物の話ばかり。たまに展覧会の話が出る以外、ほぼ8割は家から半径50メートル以内の出来事の話に限定される。えらいスケールダウンだ。まあ、お金がなくて締め切りに追われている時ってこんなもんだろうな。とはいえこんな身近で些細な出来事も自分にとっては悪くはない。結構いろんなことが見えてくる。未知の世界に出て初めて見えてくることもあれば同じところにとどまって見続けることでしか見えてこないものもあるのだ。これは作品を作るときに感じることとも似ている。…と、今の自分を納得させるとしよう。

今日の半径50メートル以内の話。息子がバケツ一杯何かを入れて持ってきた。見てびっくり、まさにバケツ一杯のカエルの卵。うちの池にあったという。そう、毎年この時期カエルが卵を産みに来るのだ。一度は放っておいたら池いっぱいにオタマジャクシが孵ってしまい、池の金魚が皆やられてしまった。息子はそれを覚えていてとにかくバケツに入れて持ってきたのだ。捨てるのもかわいそうだと思ってか、友達に分けてやるという。

最近の暖かさ、毎日見るたびに庭の様子が変わっている。今はハナニラが見ごろ。気付くとベランダの下のワイルドストロベリーが一斉に花を咲かせている。日陰を見ると知らないうちにイカリ草が咲き始めていた。暖かくて気持ちがいいのでアトリエから下を見ると、ベランダで妻が娘と布団を引いて昼寝している。さすがは韓国人。やることが大胆です。でも気持ちよさそうだ。

これから5月中ほどまでは庭のいちばんきれいな季節なので、たぶん庭の話は、まだここしばらく続きそう。くれぐれも言っておくが、私は絵描きであって庭師じゃありません。

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