お宅訪問。

Kay君からのご招待。家族で食事に来ないかという。あいにく今日は娘の幼稚園の発表会があって行けそうにないと伝えると、じゃあお茶にでも。という。せっかくだから行ってみるかということに。待ち合わせの場所はモンパルナス付近。Kay君のうちとは方向が違う。なんだかよくわからないままに待合場所に向かった。メトロを降りてきょろきょろしていると若い女性が話しかけてきた。「Kayの友達ですか?」という。なんとKay君のお姉さん(妹?)だった。Kayはあっちで待ってますと言って違うほうに去って行く。言われるままに向かっていくと今度は先日お会いしたKay君のお父さんが携帯電話中。挨拶すると、電話をしながら「あっち」と指さす。さらにいくとKay君の姿。横にはまた別の男性が。「今日は何でモンパルナスなの…?」要はこういうことらしい。「今日は僕のお母さんのイラン人の友達で日本にしばらく住んだ人のうちに行くんだ。広いしその人にも子供がいるからいいんじゃないかと思って。うちは狭いし僕ん所とはまた違うフランス人の生活を見せてあげられると思うよ。」言われた通り、確かに広い家。家の中は古い味を生かしたものというよりはかなりモダンな内装、目の大きな明るい婦人が迎えてくれた。あとからKay君のお父さん、お姉さん(妹?)のlouさんも合流、もう一人の男性はlouさんのボーイフレンドでロンドンから2人で来たらしい。二人ともにフォトグラファーだという。このおたくとKay君のうちとはどうやら家族ぐるみの親しい間柄らしい。皆気楽な感じでくつろいでいる。気付くと旦那さん同士で何やら天井の照明器具の修理をしていたりする。どうやら今日家族でここに遊びに来ることになっていて、ちょうどいい機会だから私達に別のフランス人の生活を見せてあげようかというKay君の心遣いだったようだ。はじめのうちはビビり気味だった子供たちもKay君たちの人懐こいアプローチのおかげでいつの間にか親を離れて奥の部屋で遊びだすほどに。なんだか訳のわからぬまま初めて会う人のお宅に上がり込んでのお茶とケーキのひと時。思いもよらないハプニングだったが、確かにまた別のパリを見ることができた気がする。
家に帰ってインターネットをチェックする。さらに悲惨さを増す日本の被災地の現状。アメリカの友人からも家族の安否を問うメールが入っていた。今日の楽しいひと時とのあまりの落差に愕然とする。

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