お客様。

前日の話では徹夜で過ごすので、明日の午前は寝ているとの話だった。そこで午前中は被爆地状態だった我が家の大掃除。午後の3時ごろ遊びに来てくださいとの手紙をお隣の玄関のドアの下に差し込んで買い物に出た。あまりに立派なプレゼントをいただいたので、少しはお返ししなければと思ったからだ。ところが、何となく嫌な予感はしていたのだがやっぱりそうだった。外の様子がいつもと違う。人がほとんど歩いていないのだ。たまに見る人は家族連れで明らかに誰かのうちに遊びに行く途中といった雰囲気。近所のタバコ屋もスーパーもみんな閉まっている。目につくものはというとあちこちの家の窓にぶら下がるサンタさんのぬいぐるみ。まるで泥棒に入ろうとしたら足が滑ってぶら下がってしまい、朝になって人に見つかるかもしれないと必死にぬいぐるみの振りでもしているように見えておもしろい。こちらのサンタはなぜか皆緑の袋をしょっている。(これは息子の発見。)話をもどそう。いつもはにぎやかな商店街ならもしや一軒や2軒くらいあいている店でも…、という期待を胸に1キロ先あたりまで歩いてみたが、努力もむなしく全滅だった。どうやらここではクリスマスは日本でいう元旦のようなものみたいだ。日本なら元旦でも店はいくつも開いているが。昨日の夜、プレゼントをいただいた時点でもうお返しを買う機会はなかったということだから仕方ないかとあきらめ家に帰る。午後3時。ベルが鳴る。サンタさん夫妻とかわいい二人のお孫さん。アメリカに仕事で行った娘さん夫妻がクリスマス休暇で2週間ほどこちらに戻ってきているのだという。8歳のルーちゃんと7才のアリックスちゃん。息子が8歳なのでちょうど似た年頃だ。言葉の通じない我々に対し2人とも全くものおじすることもなく、ビビり気味の息子とは対照的だ。昨日いただいたゲームの遊び方を一緒になって教えてくれていた。考えた末に昨日の御礼に二人の簡単なデッサンを描いてあげることにした。時間もないので写真を何枚かとる。しっかり者のお姉ちゃんはまだじっとしてくれるのだが、天真爛漫な妹のほうは寄り目をしたり舌を出したりの大暴れ。どんな絵のなるのかわからない。

2時間ほどの短いひと時。他では得難い暖かな時間を過ごすことができた。フランスでのご近所関係。毎日のように子供がうるさいと下の人が怒鳴りに来るなんて話を聞いたりする中、うちはホントにいいご近所様に恵まれたと思う。ところで反対側の、「ダイ・ハード」なお隣さんは最近どうしているんだろうか。

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